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君の隣〜安らぎの場所


つらくて 悲しくて 痛くて どうしようもない時
決まって僕は彼の傍らを思い出す

彼の傍ら 彼の隣
そこはとても暖かく
心が安ぐ場所

言葉はいらない場所
2人して暖かな陽射しの下 葉桜を眺める
それだけで 千の言葉を あらゆる励ましの言葉をかけられるよりも
癒される自分がいる

傷ついて傷つけた痛みに戸惑って苦しむとき
僕はそこへ行きたくて仕方がなくなる
渇望する

考えて考えさせられて考えて悩んで
落ち込んで。
自分の中に言葉を捜す
体制を整える言葉を捜す

だけど僕にはあまりにも言葉がない
言葉で相手をやり込めたいわけじゃない
言葉で相手を傷つけたいわけじゃない
自分の「弁明」?
違う
僕は僕のことをわかって欲しいから言葉が必要なんだ
なのに、必要なとき言葉が出ない
出ないことに言いようもない焦りを感じる
そうじゃない
そうじゃないのに
僕はわかっているのに
僕はそうじゃないのに

言葉がなければ伝わらない

僕の中に言葉がない

そんなときも彼の傍らを渇望する
言葉が要らない唯一の場所
上手い言葉を出さなくても、
何の事ない言葉でも
彼には通じているようだ

柔らかい陽射し
柔らかい空間
僕は風を感じる
僕は暖かさを感じる

上手く言えなくても
上手く伝えられなくても

それで焦る必要がない空間
心を開放できる空間

僕の安らげる場所


【感想切望!(拍手)

(自分の所の)投稿図書館に投稿した作品です。幻水の2主人公がジョウイを想って、というのを意識して書きましたが。実際は自分の事を書きたかったんだと想います。
ということで以下は省略(笑)



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